12日 11月 2018
動物取扱業に関しては認可申請をしなくては業を営むことができず、また毎年動物取扱責任者研修会の受講出席が義務付けられています。で、今年も受講してきましたが、「人と動物の共通感染症」に関しての興味深い講義もありました。人とペットの距離が近くなっている近年は飼い主として必要な知識かと思います。豆知識にて後日にも取り上げたい題材ですが、厚生労働省のホームページにも記載があります。是非一度ご覧ください。誰にでも感染は起こりうる恐ろしい病気になる可能性があります。「私は大丈夫」では危険です。正しい知識が予防につながります。https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou18/index.html
30日 7月 2018
人を含めお口の中はバイ菌・雑菌だらけなのをご存知ですか?
ペットに噛まれるという事は、傷口にバイ菌が付着し感染するということなのです。「ちょっとくらい大丈夫」は非常に危険です。最悪は化膿して細胞が壊死する場合もあります。①流水で傷口を洗い流す。(できればバイ菌を絞り出して流すことが必要なので傷口から血液を絞り出すイメージで。)②止血消毒する。③病院に受診する。(破傷風ワクチン投与や抗生剤を処方してくれます。)④要経過観察。ここまでは必ず必要です。安易に考えると後悔する場合もあるので御注意ください。
ちなみに、口内が一番汚いのは人間らしいです。次に猫。犬は3番目です。
23日 1月 2018
毎日の食事にペットそれぞれに合ったフードを利用されている方がほとんどだと思われますが、その栄養の違いについて皆さまはご存知でしょうか?
(詳しくは、豆知識にて記載しますので御興味あれば見てくださいね。)
犬と猫も同じような生き物だから…っと、試供品のドッグフードを猫に、キャットフードを犬に、などということはありませんか?
勿論、一度くらいの給餌で病気になるということは少ないと思いますが、根本的にペットごとに必要な栄養は異なるので注意してください。
①タンパク質、②脂質、③炭水化物(糖質)、④ビタミン、⑤ミネラル、⑥水、すべての栄養素がそれぞれの生命体に合った配合バランスで摂取できて初めて健康維持につながるのです。
例えば「犬」は、本来の肉食獣から雑食に変化した生き物です。人に近い栄養素を必要としますが、それでは①タンパク質(人の必須アミノ酸以外にアルギニンの摂取が必要)と②脂質(人と同じく必須脂肪酸摂取は大切)が不足、塩分・糖分が過剰です。体重の60%が水分なので⑥水は最も重要な栄養素であったり…
「猫」は、肉食獣ですので…
お分かりですよね。ペットそれぞれ必要な栄養素が異なることを。
29日 11月 2017
人間には鎖骨がありますが、四足歩行の動物(手という概念のない動物)には鎖骨がありません。犬、猫、牛、馬… などなど。
「鎖骨の役割」を語ると解剖学的なややこしい話になるので省きますが、人が腕の前後左右の幅広い可動域をもっているのは鎖骨のおかげなのです。
つまり、鎖骨のないペットには人のような可動域はありません。前後の動きだけなのです。
何が言いたいかと申しますと、ペットの存在が家族同然となっている今日、我が子(人間)と同じように可愛がって扱う飼い主様が増えていますが、鎖骨のないペットは決して足を開脚させたり、内側に倒したりしないで欲しいということをお伝えしたいのです。前後以外に動きません。可動域でない動作は激痛、最悪は脱臼や骨折になるのです。
寒さ対策として愛犬に洋服を着せる機会も増えますが(犬には鎖骨がありません。)袖に手を(足を)通す際に、手が通りにくくても開脚させないでください。
これはペット豆知識にも投稿しておきますので、ご参照ください。
17日 8月 2017
犬も猫もストレスが原因となって便秘、下痢、嘔吐などの胃腸症状、膀胱炎や皮膚炎、食欲不振などの症状が出る場合があります。
ペットホテルという慣れない環境下ではコレが発症しやすいリスクがあります。
他にも犬には急性アジソン病(副腎から分泌される副腎皮質ホルモンの分泌量が低下することで起こる病気)があり、原因が急激なストレスを感じた時と言われています。早急に対応しないと急死してしまう恐ろしい病気です。実はコレもペットホテルの預けられた場合に発症する可能性のある病気の一つです。
ペットホテルが好きな環境に順応する能力が高いペットには問題ありませんが、ペットホテルは日常環境とは大きく異なるため多かれ少なかれストレスを感じるものです。それでなくても大好きな飼い主様がそばに居なくて寂しいのに。
近年はゴージャスな高級感を売りにしているホテルもありますが、あくまで人間の視点での価値観であってペットに快適環境であるかとは別問題です。たぶんペットには「豪華」「高級」という感覚は理解しがたいかと… 窮屈を嫌い「自由で快適か」だけです。
ペットそれぞれの性格に合わせて快適な留守番方法を選択してあげてください。
01日 7月 2017
近年ではペットの歯石問題を認識しておられる飼い主さまも多いかと思いますが、ハイ、本当に歯石予防は大切なんです。
そもそも歯石の何がダメなのかと申しますと①歯周病(歯肉炎も起こります。悪化すると歯槽骨が溶け、骨折します。)、②口臭、③内臓への影響(口粘膜から血管に細菌が入り心臓、肝臓、腎臓などに病気を引き起こす原因となります。)など。食事もできなくなりますし、炎症で顔が腫れたり膿がでたりもします。
日頃のケアは飼い主さまの手でしっかり歯ブラシでの歯磨きを行ってください。歯ブラシが難しい場合はガーゼ等での歯磨きや歯磨きガムを食べさせたりしましょう。(歯ブラシでの歯石予防が80%とするなら、ガムは30%程度と考えてください。)最悪は獣医さんに相談して歯石除去を実施してもらいましょう。
09日 6月 2017
最近ツバメの巣から雛鳥の声をよく耳にします。
今朝ダンディーとお散歩中にツバメが騒がしく鳴いて巣の周囲を旋回していました。気になって様子見していたら… なんと地上にカラスがいて… 次の瞬間、ツバメの巣から雛鳥をくわえて飛び去っていってしまいました。
カラスの捕食の瞬間を目の当たりにして非常に悲しい空しい気持ちになってしまいました。もう少し早く気付いてカラスを追い払っていたらと悔やまれます。
そこで、昔から縁起のいい鳥として日本人に愛されているツバメの話を。
商売繁盛、子孫繁栄、家内安全、運気上昇などなど諸説あり…、害虫駆除をしてくれる益鳥としても有名。
あまり知られていないのがツバメは北半球の広い範囲で繁殖する野鳥で、何千キロも離れた台湾、フィリピン、ボルネオ島北部、マレー半島、ジャワ島などから飛んできている渡り鳥ということ。
それと、日本では鳥獣保護管理法の対象となりますので、ツバメの親、雛、卵を傷つける行為は禁じられていますので御注意ください。(巣の糞害に悩んでおられてもツバメの渡りが始まって不在になるまで巣の撤去はあきらめて優しく見守ってあげてください。)
07日 6月 2017
今年も梅雨入りしましたね。蒸し暑い夏がスグそばまで来ています。
日によっては真夏日になることもありますので冷房を利用している方もいらっしゃるでしょうか?
(既に以前から動物病院はキンキンに冷えていますょ。人間には寒いくらいの設定温度24℃です。)
ペットの体温が人間よりも高いのはご存知かと思いますが、彼らは毛皮をまとっている事をお忘れなく。
人間が暑いなら、もっとペットは暑いのです。熱中症にもなります。
ペットのためにエアコン(冷房)のスイッチをONすることを意識してください。
ご参考までにペットの体温を豆知識に記載しておきますので、ご興味あれば見てください。
06日 6月 2017
「犬の十戒」は有名なのでご存知の方も多いかと思います。
作者不詳のまま広く世界に伝わっている英文の詩で、実際にはノルウェーのMrit Teigenというブリーダーが犬の買い手に渡している「犬からご主人への11のお願い」が元のようですね。(ウィキペディアにも記載あり)
他にも「猫の十戒」「鳥の十戒」もあるのですがご存知でしょうか?
愛犬家、愛猫家、愛鳥家には心にジーンと響く言葉です。
ペット豆知識に転用記載していますので御興味ある方は是非一読ください。